今でこそ私は、地方に住みながら東京の企業でフルリモート勤務をしています。
フルタイム勤務。
管理職。
そして男の子3人の母です。
でも、最初からそんな働き方だったわけではありません。
6年前までは、地元のSIer企業で働いていました。
毎日車で通勤し、会社まで片道40分。
往復すると1時間20分です。
当時はそれが当たり前でした。
そんな私がフルリモート勤務を目指すようになったきっかけは、コロナ禍と長男の就学でした。
そして今振り返ると、あの時の転職は単なる転職ではなく、家族の暮らし方そのものを変える選択だったと思っています。
フルリモート勤務を意識したきっかけはコロナだった
2020年。
新型コロナウイルスの流行によって、多くの企業で在宅勤務が導入されました。
当時勤めていた会社も例外ではなく、それまで毎日出社していた私も自宅で仕事をすることになりました。
最初は不安でした。
家で仕事なんて本当にできるのか。
ちゃんと集中できるのか。
サボらず働けるのか。
でも実際にやってみると、思った以上に普通に仕事ができました。
そして半年ほど経った頃、あることに気付きます。
「通勤しなくていいって、めちゃくちゃ楽だな……」
往復1時間20分。
毎日失っていた時間です。
その時間で朝の準備ができる。
家事ができる。
子どもと話ができる。
もちろん在宅勤務にもデメリットはあります。
でも私にとっては、メリットの方が圧倒的に大きく感じられました。
長男の就学が現実味を帯びてきた
ちょうどその頃、長男の就学について考える時期が近づいていました。
長男には自閉スペクトラム症があります。
保育園から小学校へ。
大きな環境変化です。
親として不安がないわけがありません。
ちゃんと登校できるだろうか。
学校生活に困りごとはないだろうか。
帰宅後はどんな様子だろうか。
できることなら近くで見守りたい。
そう思っていました。
一方で、世の中は少しずつコロナ前の日常へ戻ろうとしていました。
会社でも在宅勤務が緩和され、出社頻度が増え始めていました。
そんな時に思ったんです。
「小学校入学のタイミングこそ、家で働きたい」
小1の壁という言葉があります。
保育園時代にはなかった悩みや負担が一気に増える時期です。
さらに我が家の場合は発達特性への対応もあります。
このまま通勤前提の働き方を続ける未来が、どうしても想像できませんでした。
私の転職軸は2つだけだった
転職活動を始めるにあたって、私には明確な条件がありました。
1つ目は、
フルリモート勤務であること。
そして2つ目は、
給与が下がらないこと。
フルリモートは絶対条件でした。
ここだけは譲れませんでした。
長男の就学を見守りたい。
療育や学校との連携にも対応したい。
子どもたちに何かあった時、すぐ動ける環境が欲しい。
そのためには働く場所の自由度が必要でした。
でも同時に、
「子育てのためだから仕方ない」
とキャリアを妥協したいわけでもありませんでした。
働き方も大事。
給与も大事。
どちらかを諦めるつもりはありませんでした。
結果として私は、地方企業から東京の企業へ転職しました。
住む場所に縛られず全国の企業を選べるようになったことで、選択肢は大きく広がりました。
そして結果的に、働き方だけでなく給与面も改善しました。
フルリモート勤務になって変わったこと
転職してから数年。
フルリモート勤務は、私たち家族の生活に大きな変化をもたらしました。
急な呼び出しへの対応がしやすくなった
保育園、小学校、育施設、etc..
子育てをしていると、急な呼び出しは日常茶飯事です。
熱が出ました。
ケガをしました。
少し様子が気になります。
面談をお願いします。
以前なら、
- 半休を取る
- 早退する
- 場合によっては1日休む
そんな対応が必要でした。
でもフルリモート勤務になってからは、
少し離席して対応し、その後仕事へ戻る。
そんな選択肢が増えました。
この差は想像以上に大きかったです。
平日日中の面談調整がしやすくなった
療育関係の面談、学校との相談、発達検査、etc…
こうした予定は平日日中に設定されることが少なくありません。
以前は仕事との調整だけで疲れていました。
今は前後の時間で調整できることもあります。
予定のためだけに丸1日休まなくて済む。
これは本当にありがたい変化でした。
子どもの体調不良時の選択肢が増えた
もちろん、看病しながら仕事をするのは大変です。
正直、全然楽ではありません。
むしろかなり大変です。
でも、
「今日は完全に仕事ができない」
だけではなく、
「できる範囲で進める」
という選択肢があります。
子どもが昼寝したタイミングで少し仕事をする。
落ち着いたタイミングで返信をする。
そんな柔軟な対応ができるようになりました。
夕方に離席して、夜に仕事へ戻れる
子育て家庭が一番忙しいのは夕方です。
お迎え・夕飯・宿題・お風呂・寝かしつけ、etc…
全部まとめてやってきます。
フルリモート勤務になってからは、
夕方に一度離席して家族対応を優先し、子どもたちが寝た後に仕事へ戻ることもあります。
もちろん残業です。
でも、
「今この時間に絶対会社にいなければならない」
という制約がなくなったことは、私にとって大きな意味がありました。
フルリモート勤務は楽ではない
ここまで読むと、
フルリモート勤務は最高じゃないかと思われるかもしれません。
でも、決して楽ではありません。
仕事中に子どもが乱入してくることもあります。
体調不良で家にいる日は、仕事どころではないこともあります。
仕事と家庭の境界線も曖昧です。
家にいるのに仕事。
仕事をしているのに家事。
そんな状態になることもあります。
それでも私は、通勤していた頃より働きやすいと感じています。
それでも私はフルリモート勤務を選ぶ
もし今、もう一度転職活動をするとしても。
私は間違いなくフルリモート勤務を選びます。
なぜなら、楽だからではありません。
子どもたちと向き合うための選択肢が増えるからです。
療育、学校、病院、発達支援。
子育てをしていると、予定通りにいかないことの方が多いです。
そんな時に、
「どう対応するか」
の選択肢が増えることは、とても大きな価値があります。
少なくとも私は、フルリモート勤務という働き方によって救われた場面が何度もありました。
おわりに
もし6年前の私に声をかけられるなら、
「もっと早く転職活動を始めても大丈夫だよ」
と言いたいです。
転職するかどうかは後で決めればいい。
でも、どんな求人があるのかを知ることはできます。
地方に住んでいるから。
子どもがいるから。
療育との両立があるから。
そんな理由で働き方やキャリアを諦める必要はありません。
私自身、フルリモート勤務を選んだことで、仕事も家庭も以前より続けやすくなりました。
もし今、
- 小1の壁が不安
- 療育との両立に悩んでいる
- 通勤時間を減らしたい
- フルリモート勤務に興味がある
そんな思いがあるなら、まずは一歩だけ情報収集を始めてみることをおすすめします。
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